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最近読んだ本 読書memo 003

私家版・ユダヤ文化論(内田樹/文春文庫)
内田樹の「おじさん芸」は苦手なのですが、これはすごく面白かった。「私家版」と名乗ることでここまで書けたというのもあるでしょうがその暴走ぶりが秀逸。ついつい他の問題も置き換えて考えてしまいます。

昆虫―驚異の微小脳(水波誠/中公文庫)
子供の頃は人間以外の動物よりも昆虫の方がずっと身近な存在でした。それにしても昆虫はやっぱりすごい。ロボットよりずっとすごいですね。(当たり前ですが)

系統樹思考の世界(三中信宏/講談社現代新書)
かねてから著者の生物系統学を読みたいと思いながら大著ゆえに尻込みしていたのでまずは新書から。系統樹思考について縦横無尽に語られていますが、この語りが全編通じて熱いです。「アブダクション」についてはもっと考えてみたいです。

精神史的考察(藤田省三/平凡社ライブラリー)
僕の子供の頃はまだ隠れん坊遊びをしていました。隠れん坊したことない人もアドルノ読まない人もこれは読むべし。

権利のための闘争(イェーリング/岩波文庫)
インターネットの法と慣習 かなり奇妙な法学入門を読んだ流れで読みました。その通りだなーと素直に思う。

第三次世界大戦秘史(J・G バラード/福武文庫)
バラードの小説は少し先の未来の予言になっているものが多いです。サンリオ文庫と福武文庫の良タイトルはぜひ他社の文庫で復刊してください。(既に復刊されているものもあります)

今回は新書や文庫ばかりですね。単行本もいくつか読んではいますが、既にブログで登場済みですので。原則としてこの読書memoはブログ内で一度登場したもの以外のリストとなります。他にもマンガ週刊誌はコンビニ等で読ませていただいています。

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