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読むこと/書くこと

渋谷くんがブログで先日のd-log.004「d-labo読書部はじまります(仮)」 について言及しています。

http://www.atak.jp/diary/2007/08/30.html

渋谷くんらしい鋭い突っ込みです。まさに本というメディアの未来を行為に寄り添って考えたかったのですが、ホスト役である僕がそれを二人のゲストに対して明快に提示できませんでした。もしゲストの二人の関心がそこになかったとしても、本が読まれ/書かれる環境が大きく動いている状況を前にして読む/書く人間としてどう考えるかくらいは問わなきゃね。あまり盛り上がっていなかったのはホストのせいです。

個人的にはモノとしての本そのものやページをめくる行為も大好きですが、今起こっている&これから起こるであろう環境の変化は現実拡張として好意的に捉えています。まあ望む望まないに関わらず広義のアーキテクチャが変化していくことは間違いありません。いかなる立場の人間であれ、まずはそれを引き受けることから始まるでしょう。そして現在進行形で進む活字環境の変化の中で感じるのは読むことと書くことが同一の行為になっていることです。僕のように細々とブログや時々媒体に原稿を書いている程度でもモニター上では読むことと書くことは同一になってきています。これは考えること/創ることにも変更を迫ります。さらにアーカイブするという行為も同一化しつつある。アーカイブするというのは本のネットワーク・関係性によって可塑的な知覚環境(物理環境を含む)を構成していくことです。

全くアンサーになっていませんが、このあたりは今取り組んでいる「設計図を描き変え続ける」にもつながっていくので空間を創りながらこれからも考えていきます。

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