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ハイパー・アクティブ・スタジオの伊能さんがmattに来ました。伊能さんは照明、特に舞台照明や建築照明のスペシャリストです。今日はLEDの新しいプロダクトのデモが目的だったのですが、久しぶりに二人で話したので盛り上がってしまいました。話題は光そのものの話から「技術2.0」や組織論等々、いつものごとくあちらこちらに散らばっていったのですが最後はなぜかまたイーガン笑。分かったことは伊能さんは最近お腹が空いているーということ。僕もいつもお腹空いていますが。

夕方、「キー」「ガシャガシャガー」「うわーーーーーん!」って音が連続で聞こえてきて外を見ると、目の前の通りでなんと救急車!がキックボードに乗っていた少年をはねたようでした。救急車は患者を搬送中ではなかったようですが若い救急士さんはそうとう動揺しているようでそのままその救急車で搬送しそうな勢いでしたが、他の救急士らが落ち着いて少年の応急処置をしてパトカーと別の救急車を呼んでいました。幸い少年のけがは軽症のようで意識もしっかりしていました。このmattの前の通りは普通車同士が対向しただけでギリギリの細い通りなのですが多くの車が山手通りの裏道として使っているのですごいスピードを出していることがあり非常に危ないなと思っていました。僕自身、自転車に乗っていて車にかすめられたこともあります。

道路では絶対的にサイズの大きいものが圧倒的な力を持っているので、大きいものほど自身が力を持っていることに自覚的でなければなりません。これは道路の話に限ったことではありません。サイズとしての大きさだけでなく力、権力、組織、声、エネルギー等々。全て大きいものほどより自身の大きさに自覚的でなければならないと思います。にも関わらずほとんどの大きなものたちはその大きさ故に身体感覚を失って(麻痺して)しまい自身の大きさを意識できなくなっています。

いいアイデアを思いつきました。車が例えば歩行者をはねた時には車の運転者にもはねられた歩行者が受けるのと全く同じ衝撃が還ってくるようにするというのはどうでしょう。車に限らず権力や組織にもこのアイデアが適用できればいいですね。

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コメント

先日はありがとうございました。
JAROに引っ掛かりそうなご紹介ありがとうございます。
なるほど、matt(およびその近傍)はオアシスだったんですね。
でも、緑地化は人頼みだけじゃなくて、自分でも耕さねばね。
私的一番ヒットは「秋葉原は昔から2.0的だった」という修辞だったりして。

そうだ重要なキーワードが抜けていましたね。ギーク伊能さんの秋葉原論期待します。
matt[oct]は緩やかに開けたコミュニケーションスペースです。またいつでもいらしてください。

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