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pingpongプロジェクト第二弾ーつぎはDESIGNTIDEをうごかします!

ギリギリになっての告知です。pingpongプロジェクト第二弾としてDESIGNTIDE2009に参加します。メイン会場のミッドタウン・ホールAにてpingpong mapの実装・展示と、d-laboにてトークセッションを催します。

10月30日に開催されるトークセッションでは多摩美術大学図書館での001に続き、情報環境研究者の濱野智史さんをお迎えして、「デザインと情報工学/情報環境が交わるところでの創造力」について迫りたいと思います。多摩美には遠くてお越しいただけなかった方も、今回はミッドタウン@六本木と大変アクセスのいい場所ですので、ぜひご参加ください。もちろん多摩美にお越しいただいた方も、さらなる展開をご期待ください。(下記の申込先URLより申込手続きをお願いします)


-information

pingpong002
pingpongプロジェクト第二弾ーつぎはDESIGNTIDEをうごかします!

pingpongプロジェクトでは今回,DESIGNTIDE(http://www.designtide.jp/09/jp/)との協力企画として,pingpong mapのDESIGNTIDE2009バージョンを開発し,メイン会場にて実装・展示することになりました.twitterから,そして会場のインタビューから集められたみんなの行為がリアルタイムにDESIGNTIDE会場の地図上に現れます.みんなの行為が集まって実環境の中で動いていく,新しいインフォメーションマップを実装します.

また,DESIGNTIDE2009初日には関連イベントとしてpingpongトークセッションを会場と同じミッドタウン内のd-labo(スルガ銀行ミッドタウン支店)にて開催します.ゲストには多摩美術大学でのpingpong001に続き,『アーキテクチャの生態系』で知られています情報環境研究者の濱野智史氏をお招きして,pingpongメンバーを交えたトークセッションを行います.多摩美術大学でのワークショップやDESIGNTIDEでの実装をふまえて,pingpongが何に取り組もうとしているのかをお伝えすると同時に,デザインと情報工学/情報環境との交わりから創造環境はどう変容していくのかに迫ります.

実装・展示およびトークセッションの概要は下記の通りです.

- 記 -

pingpong002

実装・展示
タイトル:pingpong×DESIGNTIDE協力企画 pingpong map_DESIGNTIDE「つぎはDESIGNTIDEをうごかします!」
日時:2009年10月30日(金)〜2009年11月3日(火)
場所:東京ミッドタウン ミッドタウン・ホールA(メイン会場)

トークセッション
タイトル:「デザイン×情報工学の創造力(仮題)」
日時:2009年10月30日(金)19:00 - 21:00 ※18:45開場
場所:d-labo by SURUGA bank 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー7F
アクセス:http://www.d-labo-midtown.com/concept.html#access

ゲスト:濱野智史(日本技芸リサーチャー)
スピーカー:岡瑞起(東京大学知の構造化センター特任研究員,pingpongプロジェクトマネージャー),
李明喜(デザインチームmatt主宰,pingpongディレクター)他
定員:70名(入場無料,サイトにて事前申込)
申込先URL:http://www.pingpong.ne.jp/DESIGNTIDE2009/

※ゲストプロフィール:
濱野智史 1980年生.株式会社日本技芸リサーチャー.慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了,国際大学グローバル・コミュニケーション・センター研究員を経て現職.専門は情報社会論.特にウェブサービスのアーキテクチャ分析を中心的に手がける.著書に『アーキテクチャの生態系』(NTT出版,2008年),主な論文に「ニコニコ動画の生成力」(『思想地図vol.2』NHK出版,2008年)など.
濱野智史の個人ウェブサイト@hatena

問い合わせ先:
東京大学 知の構造化センター
電話:03-5841-0462
FAX:03-5841-0454
E-mail:mizuki.oka@gmail.com
担当:岡瑞起,荒牧英治

+/-

東京都現代美術館池田亮司 +/- [ the infinite between 0 and 1]を観にいきました。(平塚さん、徳山さんチケットありがとうございます!)

ライブでも表現されている量による圧倒性がブラックキューブとホワイトキューブという二つの空間で表現されていました。ライブでは持てない空間の自由度によってマテリアルを体感することもできる。要素還元から生み出される強度はこの先どこまでいくのでしょうか。

東京都現代美術館にヤノベケンジさんのジャイアント・トらやんがいました。残念ながらファイアーはしていませんでした。

動きの構造、物語の構造

会期ギリギリでテオ・ヤンセン展を観る。先日のリベンジで今日はちゃんと動くアニマルを観ました。

やっぱりテント内の限られた中での動きはもったいなかったけど、それでも迫力がありましたよ。

それから東京都写真美術館で開催中のやなぎみわ マイ・グランドマザーズへ。こちらもなかなか見応えがありました。物語は語られるのではなく紡がれていくものなのですね。

やなぎみわ<br />―マイ・グランドマザーズ
東京都写真美術館 国立国際美術館
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Extra Large

例年のことではありますが、特に今年は目黒川沿いが花見客ですごいことになっています。

森美術館で催された万華鏡の視覚:ティッセン・ボルネミッサ現代美術財団コレクションよりのレセプションに行ってきました。オラファー・エリアソン、カールステン・フラー、カールステン・ニコライなどそうそうたる顔ぶれなのですが、展覧会としては残念なものでした。財団であれ美術館であれ個人であれ、コレクション展というものはもう回顧的意味しか持ちえないのかもしれません。

ずっとほしかったこれをようやく購入して今日届いたのですが、本当にExtra Largeでびっくり。素晴らしい本です。

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動かないアニマル

日比谷パティオで開催中のテオ・ヤンセン展を池上高志さん新津保建秀さんと観に行く。風が強いから今日はめっちゃ動くぞ!暴走したらどうしよwktkなんて思っていたら「土日祝日しか動きません」てー。後でHPみたら確かに書いてはありましたが...。ちゃんと確認しなかった僕が悪いです。すみません>池上さん、新津保さん

動かないのに入っても仕方ないのでちょっとのぞいただけですが、完全に囲まれたテント内で空間にもあまり余裕がない状態でアニマル達は鎮座していました。アニマル達は動かないと全く意味ないし、あの空間内で人もたくさん入った状態ではほとんど動けないのではないでしょうか。場所の使い方も全然「パークライフ」ではないし。こういう本当は徹底してやればできるのにも関わらずやられていないもったいないことが多過ぎて残念。

みんなでブーブー言いながら仕方ないので日比谷シャンテに行きスイーツを三人でシェアしながらwwボーイズトーク。space/motion/lifeやミミズの話、新津保さんの光の話など。キュリアス・マインドの日本版オリジナルがつくれるといいなあ。

キュリアス・マインド

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レイアウト、ゾーニング、ロケーション

ICCで開催中の展覧会「ライト・[イン]サイト:拡張する光,変容する知覚」を観てきました。先日は関連イベントのシンポジウムしか観ることができなかったので。

コンパクトな展覧会なのですが、印象的な体験がいくつかありました。特に《カメラ・ルシーダ:三次元音響観察室》2008年エヴェリーナ・ドムニチ&ドミートリー・ゲルファンド、《You and I, Horizontal》2006年アンソニー・マッコールは閉じた空間でしかできない体験の深度/強度において秀逸だと思います。こういうグループ展はキュレーション力に因るところが大きいのですが、四方さんさすがです。空間のレイアウトの重要性も再認識できる展覧会です。これは特に平日か週末でも午前中の人が少ない時間帯で観ることをおすすめします。

その後、BLUE SQUARE CAFEに移動して港千尋さん、ブックファースト新宿店店長梶野さんと淀渕さんとで打合せ。来年2月に開催予定の港さんの本のイベントについての企画で、僕もトークイベントに参加させていただく予定です。詳細決まりましたらお知らせします。それにしてもこの建物「モード学園コクーンタワー」のゾーニングは何度行っても分かりにくいです。

夜は青山ブックセンター六本木店にraster-noton インストアライブを観に行く。

イベントスペースではなく書店の売り場を営業時間中にも関わらずこのように使うのは日本ではあまりないことだと思いますが、こういうことはもっとあってもいいのではないでしょうか。

カールステン (carsten nicolai)はGRANBELL HOTEL SHIBUYAを愛用してくれているのですが、元々僕たちmattがデザインしていることを知らずにたまたま利用して気に入ってくれたので、そういうのは素直に嬉しいです。ロケーションが便利というのも大きいでしょうが。

アイデアの最新号に別冊で音楽CD付ヴィジュアルブック『raster-noton "aiff-tiff"』が付いています。


「来たるべき写真」

恵比寿のG/P galleryで行なわれたTORU NAGAHAMA: Layout of Everyday 長浜徹展:レイアウト・オブ・エブリデイのレセプションに行ってきました。

長浜さん自身から直接作品のプロセス等もうかがうことができたのですが、こうして新しい作り手が発表して直接コミュニケーションできる場というのは貴重なことだと思います。G/P galleryは後藤繁雄さんがディレクターを務めるギャラリーでこれからも「来たるべき写真」を積極的に紹介していくそうです。

後藤さんは今本当に建築・インテリア等の空間で何かを表現したいという思いがあるようで、先日初めてお会いした時からずっとその話をされています。空間と写真を時間軸を取り込むことで構成していくとおもしろいかもしれません。今日はそんなきっかけになるようなお話でした。

終了後、一緒に行ったtokyo sourceの米田さんとお茶しながら話しました。『これからを面白くしそうな31人に会いに行った。』はなかなか健闘しているようです。

ATAK T 2008 exibition

ATAK T 2008 exibitionがmattで行なわれました。

元々ここは仕事場でありながらギャラリーやショップ的なイベントもやれるコミュニケーションスペースとして始めていて、当初はcarsten nicolai カールステン・ニコライとのインスタレーションやtricoの限定ショップや写真展等やっていたのですが、最近は時間空間に余裕がなくしばらくやっていませんでした。

あいにくの雨の中、渋谷くんやマリアの友人知人を中心にATAKのファンがたくさん集まって盛況だったようです。僕も仕事をしながらも時々下におりて初対面の方や久しぶりの方々と話したり、自身の購入するTシャツをつけたり。

終了後はSUNNY SIDEというカフェに移動してATAK会。久しぶりにSUPERSTARSの佐藤さんともゆっくり話す。相変わらずアクティブでユニークな人だなあ。それから、セミトラの田中くんとかのこんやCLANNADの話しができるなんて...。意外でしたがちょっと嬉しい。

UNDERGROUND

朝から日本科学未来館で打合せ。ソフト&ハード。打合せ後に現調を行ない、終了後企画展の『地下展 UNDERGROUND-空想と科学がもたらす闇の冒険』を見る。

人間の関心・欲望はついつい無限に見える宇宙(そら)へ向かいがちですが、閉ざされた世界に見える地下の最深部コアは宇宙に繋がっていて、地下にも無限の時空が広がっていることが分かる。地下でも宇宙でも人間の認識という観点からは果てはないわけで、好奇心はつきません。

空間デザインはトラフ建築設計事務所。空間全体が発泡スチロールで構成されていますが、トラフさんはこういう素材の活かし方がうまいですね。展示に関してはテクノロジーやインタラクションを組み込む時にそれらの情報が強過ぎて本来コミュニケーションしたい情報にたどり着けないということが往々にしてあります。これはただ単に空間にテクノロジーやインタラクションを加えましたというだけで体験ネットワークのデザインに達していないということなのですが、今日も小学生の団体が入ってきてまさにその状態に陥っていました。

最近暦本純一さんがブログに余談として書かれていましたが、その登場時から今でも「インタラクション・デザイン」界隈には<中途半端な過程を「デザイン」と安易に呼んでしまう鈍さ>が蔓延っていて、僕もそれに対してはずっと違和を感じています。暦本さんは<現状のHCIがまだまだ到達できていないからだ>と言っていますが、僕は空間デザインがユーザーエクスペリエンスという視点を未だに獲得していないからだと思います。「ユビキタス」も似たような状況に見えます。現象が起こる場と創る場は違うということを自戒も込めて改めて考える。

表参道のアルスギャラリーへ『DEROLL Commissions Series 1:箱』という展覧会を観に行く。デザインニュースサイトdezain.netを主宰されている岡田栄造氏の企画で、5人の建築家による「箱」をテーマとした作品の展示。岡田さんはHAPPENINGを始めた頃からの知り合いで、デザイン界では珍しくw真摯で信頼たる方です。最終日ということで忙しそうだったのでちらりと挨拶だけして出ました。

その足でオープンしたばかりのGYREに行きましたが、中に入ってみてもやっぱり”商業建築”らしい商業建築でがっかり。ビルの中を動きまわってみても全く”渦”は起こりませんでした。単独のブランドと複合ビルという違いは大きいのでしょうが、建築におけるプログラムを実装することにおいてHerzog & de Meuron(PRADA)>>>>>MVRDV(GYRE)くらいの差を感じた。

WILLIAM WARREN/LOVABLE, alternative folk design展

WILLIAM WARREN/LOVABLE, alternative folk design展のレセプションで東雲のINFOMATIONへ行きました。ここは友人の佐伯仁くん(トリコインターナショナル代表)がやっているgallery and creator's agencyです。久しぶりにAIRCONDITIONEDのメンバーも揃う。最近は全体での活動はやっていませんが。

WILLIAM WARRENはミュージシャンの顔も持っていて今日は自身によって空間演出された会場で生ギターによるライブも。途中、二日後に誕生日をひかえた佐伯くんへのバースデーソング等もありリラックスした楽しい一時でした。

これを読みました。読むとか見るとは明らかに別の身体的体験です。グラグラ!

NIWA (CUE COMICS)
NIWA (CUE COMICS)
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横山 裕一
イースト・プレス (2007/10/09)

熊楠の頭の中

TITLe2007年12月号の『クリエイティブな発想を磨くブックガイド』で「クリエイションのヒントになる愛読書」を紹介しました。

僕自身は「クリエイションのヒントになる」という読書の仕方はしませんが、「体験が更新され続ける読書体験」という観点で選んだ三冊はこちら。
ゲーデル、エッシャー、バッハ―あるいは不思議の環(D・R. ホフスタッター/白揚社)
メタモルフォーゼ―オートポイエーシスの核心(河本英夫/青土社)
動きが生命をつくる―生命と意識への構成論的アプローチ(池上高志/青土社)

TITLe同号では『クリエイティビティの源はココにあり!自慢の仰天社屋見学ツアー』というページでd-labo by スルガ銀行も紹介されています。

d-laboは商店建築2007年11月号の『特集:銀行の接客スペース・デザイン』でもインタビュー付きで紹介されました。

商店建築 2007年 11月号 [雑誌]

商店建築社 (2007/10/29)

いずれもちょうど書店に並んだところですのでぜひ手にとってみてください。

クマグスの森 南方熊楠の見た夢のトークセッション『熊楠の頭の中』茂木健一郎×池上高志を観にワタリウムへ。(池上さんありがとうございました)

池上さんの「半生命」の話しや「南方熊楠 vs. ダーウィン」等はとても興味深い話しだったのでもっと突っ込んで聞きたかった。正直言ってこの場じゃなくていい話しも多かったと思う。熊楠をスター化する必要は全くありませんが、熊楠から展開したりかなたででも交わる話しがもっと聞きたかったです。

SPACE FOR YOUR FUTURE

平行して進んでいるいくつかのプロジェクトが揃って遅行気味。それぞれ課題があってのことなのでやることはたくさんある。

夕方、東京都現代美術館で開かれるSPACE FOR YOUR FUTUREのレセプションへ。

一山超えたカールステンはかなりリラックスモードでした。彼の作品はシンプルで静かな光+音による体験する空間彫刻。他にはタナカノリユキさんの『Portrait of ERIKA Sawajiri』が強烈な異彩を放っていました。自身で下條信輔さんの解説付き限定ブックを配っていました。僕は見ていませんが、沢尻エリカさん本人も来ていて『101 ERIKAS』に作品が変わっていたそうです。これも作品の一部だったのかもしれません。

3Fの空間がどう見ても若手ファッションデザイナーの展示会会場にしか見えなかったのですが、後で資料みたらSANNAだそうで...。「アートとデザインの遺伝子を組み替える」って無理矢理な足し算でモードを作ろうというのが苦しいですね。全体を一通りみて何だか非常に哀しい気持ちになり一人で泣きながら帰る。

一度帰ってからunitのraster-noton japan tour 2007へ。david(kangding ray)がやんちゃでかっこよかった。カールステンや他のお兄さまたちはもう貫禄。raster-notonといいATAKといいunitは貴重なコンテンツを持っていると思います。

LIFE - fluid, invisible, inaudible ...

《LIFE - fluid, invisible, inaudible ...》を観にICCへ。前日にライブもやっていましたが、申込が何だか面倒で行きませんでした。元々YCAMの委嘱作品として制作され今年の春発表されたものですが、残念ながらYCAMへ行くことはできなかったのでICCで観れることになってよかった。

素晴らしいインスタレーションでした。特に高谷史郎さんによる映像は映像体験の多様性を拡張したと思います。人工霧、水、アクリル、床面と鑑賞者の身体。これらのスクリーンの部分と全体の現象と映像のデータベースとランダム性、そしてゆらぎによって生成される映像体験+音響体験はそれが「生命に気配」かどうかは別にして未知の体験でした。

ただ、時間や空間のリニア性が逃れようとしながらも物語への志向は持ち続けるところには僕は違和を感じる。それから一度鑑賞者が9つの水槽の下全てでぎっしり寝転がってしまってなかなか動かないとこのインスタレーションの楽しみは減少してしまう。寝転がったゆっくり観ることもできるし動きまわりながらも観れるという自由度を持つというオペレーションは不可能なのかな。

その後表参道あたりを歩きましたが、MVRDVによる表参道のビルが仮囲いも撤去されその姿を現していました。

前に見たCGと印象が違う感じがしますが、完成が楽しみですな。

夜はBENOITへ。誕生日ということでご馳走になりました。

特にアマダイのロティとデザートのキャラメルのグラスが美味しゅうございました。昔から誕生日というものに全く特別な感情を持っていませんが、こうやってお祝いしてもらえるというのはとても有難いことです。ご馳走さまでした。

ランドセル・ミーティング−ミュージアムの入学式へようこそ

ランドセル・ミーティング−ミュージアムの入学式へようこそのレセプションに行きました。「リニューアルした1階企画展示ゾーン(約1,520㎡)のオープンを記念し」という展示ゾーンはどーんと広くて使いやすそう。科学未来館も6周年で人間でいうと小学校に入学する年だから「ランドセル」。未来館の歴史、過去の主な展覧会のダイジェストの展示等が観れます。僕が印象に残っているのは「ロボットミーム展」(2001)、「時間旅行展—TIME ! TIME ! TIME !」(2003)等です。レセプションのオープニングでASIMOが走ったらしいのですがそれは見ることができず。d-laboでもお世話になった山元史朗くんに会って色々話す。山元くんは二人目のお子さんが2週間前に誕生したそうです。ロボット作るのはスゴいけど、赤ちゃん作るのもスゴいよね。おめでとうございます。

それにしても科学未来館は遠いですね。未来館miniでも創って出かけてもらいましょうか。

現場で「創る」

時間的にずっといるわけではありませんが、六本木のmidtownの現場から打合せ等に行くーというような感覚になっている今日この頃です。現場では色んな人々が様々な作業に没頭していて進行形でまさに「創って」います。

いつでもどこでも「創る」ことに向かわない思考は不要です。様々な位相がありながらもそれぞれが「創る」ことに向かう行為が重なり合っているのが現場で、その中で生まれる心地よい緊張感が大好きです。

少しずつコミュニティスペースとしての運営プログラムも決まりつつあります。トークセッションやワークショップ等夢のきっかけとなるプログロムをどんどん組んでいきます。告知はもうしばらくお待ちください。

フィッシュリ&ヴァイス BOXセットを購入。何年か前に、ふらっと入ったベルリンのKWで見た彼らのエキシビションの記憶は鮮明に残っています。今はゆっくり見る時間はありませんが合間に少しずつでも見よう。楽しみ。

ひらけ、そら!

ICCへopen sky 2.0を見に行く。

最終日に何とか見ることができました。プロジェクト自体は空を飛ぶことですから実際にこの展覧会で見れるわけではありませんが、初期段階からのプロセス映像や実機であるM-02Jが見れたり、M-02Jシミュレータが体験できたりで八谷さんらしい楽しい展覧会でした。身体力と創造力とテクノロジーを八谷さん個人だけでなくチームとして発揮すると本当に飛べるんですね。

パイロットコスチュームを着たmomokoの後ろ姿。サービスショットw

八谷さんにはぜひd-laboで子どもたちのためのワークショップをやってもらいたいですね。

元Panasonic

朝から打ち合わせ等であちらこちらに移動。夕方からはd-laboの定例に少し遅れて(ごめんなさい)出席。今日からd-laboで働くスタッフのみなさんも参加されました。みなさんすごく前向きでこのプロジェクトへの意気込みが感じられました。彼らのモチベーションが下がらないような現象を起こしていけるようにさらに考えて創ります。

定例終了後、UPLINKでのシンポジウム『anti fourier/instability』へ。既に整理券待ちの ATAKファンで一杯でした。エキシビションを見ながら待っている感じ。今日の出演はミカ・ヴァイニオ(Pan Sonic)、イルポ・ヴァイサネン(Pan Sonic)、フランス・デ・ワード(Goem)、渋谷慶一郎(ATAK)で司会が佐々木敦さん(HEADZ)。Pan Sonicの名作vakioはカールステン(noto)のspinと共に当時の僕に衝撃をあたえた1枚です。音はもちろんジェケットのアートワークや名前(元々の名前はPanasonic!!)も全てが秀逸でした。渋谷くんも言っていましたが、ミカもイルポも声がかっこいいー。(佐々木さんの明るい声とは対照的)ポンポンと弾む感じではありませんでしたが、何だかキャラクターをよく現しているようなシンポジウムで面白かった。通訳のドミニク・チェンさんは大変そうでしたが。

明日のUNITでのライブが楽しみです。

Vakio
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進行形

今日はずっとATAK展の現場設営。大量のアーカイブデータを出力してから現場のUPLINKへ。学生のヘルプの人も集まってくれましたが、肝心のモノが揃わず始めはスローペース。モノが揃って全体のシミュレーションをやってからは一気にガーッと進みました。

このエキシビションでは立ち上げ前からの様々なプロトタイプ&没案から逢坂くんによる映像や最新のテイラー装置によるインスタレーションまで、本当の意味での進行形ATAKが見えますよ。みなさんこの週末はぜひUPLINKへ。(〜2/26まで)

終わったのは深夜でしたが、最後まで残った渋谷くん、マリア、エバラくん、中村くんとですぐ近所で焼肉を食べて解散。手伝ってくれた学生さんも含めて関わったみなさんお疲れさまでした。それからmattに戻って少し作業してから帰る。

そういえば「サッカーU22日本代表×U22アメリカ代表」が行われていましたね。見れなくて残念。あまりいい内容ではなかったようですが。平山はやっぱり使うんだ....。間近に迫ったアジア2次予選が心配です。

ATAK exhibition_Taylor Couette Flow

現在ツアー進行中のATAKのエキシビションがアップリンク・ギャラリーで2/22から開催されます。

information

ATAK exhibition_Taylor Couette Flow
2007.2.22~2007.2.26
@uplink factory
TEL:03-6825-5502
totsune build 1F 37-18 udagawa-cho shibuya-ku tokyo

new work:
Taylor Couette Flow
Takashi Ikegami+Keiichiro Shibuya

exhibition by
myeong hee lee(ATAK,matt)+yoshiro osaka(ATAK)

collaboration with
yuta ogai(ikeg lab)
Takashi Ikegami(Tokyo univercity)


今回は映像の逢坂くんと共にエキシビションのデザインと、テイラー装置のデザインをやっています。その他にもこの期間中はライブ等イベントが満載です。みなさん、ぜひいらしてください。
http://www.atak.jp/info/
http://www.uplink.co.jp/gallery/log/001790.php#more

全景

大竹伸朗 全景1955-2006へ。

最終日ということでチケットを買うための行列で「40分待ち」に折れそうになる。今まで大竹伸朗という作家にはそれほど興味を持ってはいませんでしたが、これだけの現象を起こしているパワーに触れてみたくなり駆け込んだのでした。会場内ももの凄い人だったので3Fは軽く流し見をして1Fへ。評価の高い「網膜」シリーズを見る。初めて実物を見ましたがこれはずっと見れる、ずっと見たい触れたいと感じる作品群でした。見るというより視るですね、強烈に。それから「網膜」シリーズと同じ空間にあった「シップヤード・ワークス」も凄くよかった。FRPという素材の持つ質感と製作過程が大好きな僕にとってはたまらない感覚。FRPの断面をなめるように視ていたら学芸員にすごく恐い目で監視されてしまいました。渋谷くん&マリア、クララらに会い、しばらく立ち話。見本はカバーのみで内容の分からないカタログを予約して帰りました。

はつゆめ

森美術館にビル・ヴィオラ はつゆめを観に行く。ビル・ヴィオラといえば≪ストッピンッグ・マインド≫や≪ベール≫等のようなビデオ映像と音響による空間インスタレーションのイメージが強かったのですが、今回初めて見た2000年以降の作品群≪驚く者の五重奏≫、≪静かな山≫、≪サレンダー/沈潜≫等に衝撃を受ける。特に≪ラフト/漂流≫は強烈でした。瞬間を見る、瞬間の束を見るー。見るという体験は僕たちが思っている程単純のことではありません。

「見ることと想像することは異なった活動である、と言うことくらい誤ったことはありえまい。それは丁度チェスで、駒を動かすことと駒を失うことが異なった活動である、と言うようなものである。」というウィトゲンシュタインの『断片』を思い出す。

でんぐりでんぐり

雑務がかなりたまっていたので半日くらい集中して片付ける。夕方からはプロジェクトS(仮名)の定例会議で西麻布へ。いよいよ実装作業に入って来て複合的に問題も生じて来ていますが、こういう時こそ頭と体をフル稼働させてプロジェクトの原点に立ち返りながらの対応が必要です。こういう時に問題点だと思われる局所のみに捕われて即応的に対応するーというのは絶対に避けなければなりません。みなさん、ここからです!

定例終了後渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開かれたスーパーエッシャー展のスーパープレビューに行く。ですが、着いたのが閉館約10分前で作品はほんの少ししか見れませんでした。うー残念。改めてじっくり観に行こうと思います。<でんぐりでんぐり/wentelteefjes>の携帯ストラップをもらったのが嬉しくて初めて携帯ストラップを付けちゃいました。

そうそう「ホテル無限大プロジェクト」も進めなきゃ。

その後先にスーパーエッシャー展を見終えていた渋谷くんたちと合流して、翌日のムサビの講義の打合せでもと思ったのですがそんな話は忘れて雑談に花がさく。渋谷くんたちはそれからwombのイベントに突撃していきましたが僕はmattへ帰りました。

Hi, I know you.

午前中恵比寿で一本打合せをしてその足で品川のキヤノンギャラリー Sでやっている「Off-Sense離常識(オフセンス)な世界」を観に行きました。

「離常識な世界」は「超日常(超現実ではなく)な空間」でした。サウンドをATAKの渋谷くん&エバラくんがやっています。仮想空間におけるアバターたちの運動によって生成される音たちはあの作品がより空間性を獲得するのに大きく貢献していると思う。渋谷くんも触れていましたが、それにしてもあのギャラリー自体は完全に放置されていて仮死状態という感じですね。(スピーカーは大丈夫でしたよ)この作品の場合はそれによってより感じられるという部分もありますが。

その後、資料を探しに神保町に行ったら神田古本まつりをやっていて大変な人出でした。とてもじっくり探せる感じではないし時間もあまりなかったので南洋堂でa+uのバックナンバーを1冊買って帰る。

CEATEC JAPAN 2006

CEATEC JAPAN 2006に行ってきました。最終日の土曜日だったので家族連れなども含めてすごい人。

ハイライトはやはり「セイサク君」。デモの時はここだけ異常に人が集まっていました。実はこの「セイサク君」はロボットが自転車を運転しているのではなく自転車型ロボットです。CMではよく見ましたが、実際に不倒停止や坂道走行、S字平均台走行を見るとちょっと感動します。

遠目ですがゆっくりと坂を上る「セイサク君」。分かります?

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musimissile

keiichiro shibuya live concert「musimissile」を観にYCAMに行ってきました。

YCAMは前回のATAKライブ以来だから随分久しぶりです。着いてまず最初にオープン時にmattとSemitransparent Designで創ったBIT THINGSへ。今はこんな感じで使われていました。

それからインスタレーションfilmachineを見る。

強烈な音の空間体験でした。今までもATAKの音への探求は徹底的でしたが、知覚体験としてここまで空間に迫ったのは初めてのことでした。個人的には目を閉じていた方がよりダイレクトな知覚体験だと感じました。目を閉じた時にも光の動きは感じるのですが、あの目を閉じた時の光の感じ方を表現できれば面白いと思います。どうすればいいのかなー考えてみよう。

たっぷりと堪能した後ライブコンサートへ突入。
サティやケージやバッハや渋谷慶一郎自身の曲をピアノ+コンピュータ+映像で表現。想定外の叙情性あるピアノの演奏に素直に感動したりもしましたが、何よりもピアノ/コンピュータ、ケージやバッハの曲/自身の曲といった境界がない演奏、表現が素晴らしかった。「ミサイル」も効果的でしたし。ATAKは進化し続けていますよ。

コンサート後は打ち上げへ。池上さんと彼が出す本のデザインについて話したりしていましたが、次第にATAKチームを中心に爆裂トークに。とても濃密な一日でした。

“Take me with you”

LOEWE 160th Anniversary “Take me with you” Contemporary Art Exhibitionのオープニングレセプションに行ってきました。ロエベという歴史あるブランドが開催する「初の現代美術展」ということで期待して行ったのですが展覧会自体の内容はとても低調でがっかり。わざわざ「初の現代美術展」と銘打ってやる必要ないのに。アートや建築がモードと共創する際に(通常持たない)華やさを纏う一方で内実は非常に緩い不感症的なものになってしまうことが多いです。もちろん一部幸福な緊張感を持ち続ける関係性も存在しています。モードの持つ華やかさ甘美さは毒性を孕んでいますが、その毒の部分にやられて弛緩してしまう、不感症になってしまうというのはウブとしかいいようがありません。どこからも問われることがなくなるということも大きいですね。これらはアートや建築に限らず様々なところで見られる現象です。

イベリコ豚を食して(これは美味しかったです)、おみやげのオルゴールを頂いて帰りました。

個人と

続いている問題の解決に向けて奮戦中。そのために予定も狂ったりしていますが、ご迷惑をおかけしているみなさま本当にごめんなさい。
個人と組織、そして個人と権利=法について考える、考える、考える......。

ゆらゆら

オペラシティーアートギャラリーで開催中の光の魔術師 インゴ・マウラー展に行きました。見慣れたたくさんのプロダクトに混じっていくつか初見の作品もありました。はっきり言って彼のプロダクト作品として出されているものの多くには全く興味を魅かれませんが、一部の概念をそのままモデルとして表した作品は、シンプルで力強さを持ちながらも一方でゆらぎも持っていて興味深かったです。特に反射とゆらぎの関係性の表象が秀逸。まぁ、これだけ長くやり続けているということも大変素晴らしいことではありますが。

その後、新宿の街を歩く。ジュンク堂や紀伊国屋書店等をぶらぶら、ゆらゆら。夕方の風は涼やかで気持ちよかったです。それから久しぶりにすずやでとんかつ茶漬け大盛りを食べて帰る。満腹、満腹。

Bye Bye, Nam June Paik

ワタリウムで開催中のさよならナム・ジュン・パイク展を見に行く。まとまって見れるのは93年のワタリウム以来。こういう形(追悼)になってしまったのは残念です。Samsungの液晶になっている作品(「時は三角形」)があってちょっと不思議な新鮮さも感じたりもしましたが、「ケージの森/森の啓示」等とにかく圧巻。

僕は子供の頃よく友達に「ブルース・リー(李小龍)は僕の叔父さんなんだ」って真顔で言ってヌンチャクを振り回したりしていました。ほとんどは「アホか」の一言でしたが、時々「えーっ、本当に?すげーーー!」ってオーバーアクションを返してくれる純粋な友達もいました。大人になって今度は「実はナム・ジュン・パイクは僕の伯父さんなんだ」って真顔で言って古いテレビをいじるフリをしたりしましたが、誰も相手にしてくれませんでした。

まーどうでもいいような話ですが、要は僕はこの二人を勝手に尊敬していますし、また二人にとても勇気づけられてきました。そしてこれからも勇気づけられていくと思います。白南準美術館ぜひ行きたいですね。

東京国際ブックフェア2006

ビッグサイトで開催されていた東京国際ブックフェア2006に行って来ました。


(空飛ぶ学研。さすが!)

数年前から毎年恒例で行っています。なんと出展している出版社の書籍が20%オフで買えるのです。僕にとっては年に一回の本の大バーゲンです。そして今年もちょい大人買い。今年の購入リストは

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APMT

たまたま通りすがった代官山のGALLERY SPEAK FORで開催していたAPMT exhibitionを見ました。APMTはデザインポータルサイトCBCNETが主催するデザイン&アートカンファレンスです。(昨年に続いて今年が2回目の開催)メインは先日super deluxeで行われたカンファレンスでありGALLERY SPEAK FORでのオープニングだったのだと思います。残念ながら僕は1回目も今回もカンファレンスには行けませんでした。なのでこのexhibitionに限っての感想ですが、すごく低調なexhibitionに感じました。というより空間が死んでいるようでした。出展したデザイナーやアーティストはこの状況を認識しているのでしょうか?marcos weskamp等興味あるアーティストも参加していただけに残念です。わざわざこんな空間を使ってやらないでメインのカンファレンスとwebのみで展開すればいいのに。exhibitionやギャラリー、ミュージアムってこういうことが多い気がします。ドーンとやっちゃえばその後は知ーらないというか。問われないんですよね、誰からも。空間を無駄に使っているということがどうしても気になってしまいます。
「これだけ見て文句言うなよ」ーごもっともです。あくまでもこれはGALLERY SPEAK FORという空間でのexhibitionについての感想です。次回はちゃんとカンファレンスにも行きたいと思います。